郵送での金継ぎ修理受付が役立つ人って?
- 遠方にお住まいで、店舗にお越しいただくのがむずかしい方
- 忙しくて持ち込みに時間が取れない方
- 移動を気にせず、自宅からお気軽に修理をお願いしたい方
郵送金継ぎ依頼サービスは、つぐつぐの金継ぎをより身近に感じていただけるよう、以前の受付方法を改良して再開しました。

郵送で金継ぎ修理を依頼する簡単5ステップ
- 仮見積もりの安心感
事前に写真を送っていただく、仮見積もりを推奨します。ご自分の器の状態や費用を、無料で査定します。ただし、実際の金額は実物を見て決まるため、仮見積時にわからなかった破損などで、金額が2倍以上になる可能性があることはご理解ください。できるだけ鮮明な複数枚の写真かつ定規を入れて破損の長さ・大きさがわかるように、仮見積をご依頼ください。info@kintsugi-girl.com - 郵送受付用オンライン申込フォーム
郵送での金継ぎのご依頼は、器を送る前に、専用の Google フォーム(オンライン)から申し込みを送信してください。お申し込みいただいた後、申し込み完了連絡とともに、ご郵送いただく住所(本店ではありません)もお伝えします。
専用申し込みフォーム https://forms.gle/k2ikj2pXo5Z3ak9o6 - 器を丁寧に梱包して郵送
器が郵送中に傷まないよう、緩衝材でしっかり包んでお送りください。 - 本見積もりとご承諾
到着後1週間以内に金継ぎ師が実物を確認し、本見積もりをメールでご案内します。 - オンライン決済で支払い完了後、修理開始
クレジットカードでのオンライン決済をもって、修理を開始します。

郵送依頼時の承諾事項
大切な器を送った後でがっかりしないように、以下については事前によくご理解ください。
- 写真と実物で見え方がちがうことがあります
実物を見たら写真より壊れていたり、修理できないことがあります。その場合、見積もりより金額が大きく変わる(2倍以上もあり得る)こと、修理依頼をやめると送料はお客様負担になることを理解してください。 - 支払いはクレジットカードだけです
お支払いは銀行振込ではなくオンラインのクレジットカード決済だけです。決済リンクメールから1週間以内に支払いがないと、修理依頼の意志がないと見なされ、着払いで返送されます。 - 対象は陶磁器だけです
ガラスや木製、漆器は受け付けられません。器の大きさは長辺30cmまで、個数は最大5点までです。 - 箱や付属品は送らないでください
割れ物だけ送ってください。箱や付属品を送ると、修理前に着払いで返されます。 - 連絡が取れない場合は返送します
申し込み後に連絡が取れない、または修理をお願いされない場合、1ヶ月以内に着払いで返送します。1ヶ月過ぎた場合はこちらで処分や再利用することがあります。 - 修理完了後も同様です
修理が終わったとお知らせ後、1ヶ月たっても連絡が取れない場合、着払いで送付します。受け取りがないと処分や再利用することがあります。 - 配送中の破損には当社は責任を負いません
郵送による破損については、配送業者の責任となり、つぐつぐは責任を負いません。 - 金継ぎのデザインのやり直しはできません
一度仕上げたデザインを変更することはできません。 - 預かり中の破損・紛失・天災などについて
故意や大きな過失がない限り、滅失や天災などによる損害はつぐつぐでは責任を負いません。 - SNSなどで写真や情報を使うことがあります
個人が特定されない方法で、破損品の写真やアンケート情報を、広報やSNSに掲載することがあります。

郵送の注意点
器を送るときは、しっかり緩衝材で包んでください。
到着後、金継ぎ師が確認し、1週間以内に本見積もりと送り先住所をメールでご連絡します。
実際に修理を行うのは「金継ぎつぐつぐ浅草店」です。(本店ではありません)
完成した金継ぎ器を返却の際には、郵送でお返しもできますが、安心のため浅草店へ引き取りに来ていただいても構いません。
※ 恵比寿店へ引き取りに来ることはできません。器の破損リスクを減らすため、器をできるだけ移動させないようにしています。
これまで郵送金継ぎ修理受付を中止していた理由
つぐつぐでは過去に、郵送での金継ぎ修理も受け付けていました。しかし、その受付を一時中止せざるを得なかった時期があります。
理由のひとつは、ご依頼に対して金継ぎ師の数が足りなかったことです。当時はスタッフが限られており、それでも多くの修理をご依頼いただき、作業が追いつかなくなってしまいました。その結果、修理の完成・返却までに1年を超えてしまうケースもあり、ご迷惑をおかけしてしまいました。
また、郵送の修理には特有の難しさもありました。配送中に破損が広がり、当初の写真ではわからなかった損傷が見つかることがありました。その結果、仮見積もりよりも修理費用が大幅に上がることがあり、期待されていた内容との違いに戸惑われる方もいらっしゃいました。
さらに、メールでのやりとりだけでは、修理内容や金額の説明が十分に伝わらず、結果として修理を見送られるケースが多くありました。お客様の時間も、当社の金継ぎ師の時間も無駄になってしまい、お互いにとって良い形とは言えませんでした。
しかし今、状況は大きく変わりました。
つぐつぐでは5年かけて、丁寧に金継ぎ師の育成を進め、2025年9月現在、10名を超えるプロの金継ぎ師が在籍しています。これは、おそらく金継ぎ業界で最も多い人数です。
その結果、修理の完成日数も大幅に短縮できるようになりました。金継ぎは、材料の乾燥や工程ごとの待ち時間を含めて、通常3ヶ月ほどかかる作業です。現在はそれに準じた3〜4ヶ月での仕上がりが可能となり、以前のように1年近くお待ちいただくことはほとんどありません(※状況により多少前後することはあります)。
今後は、再び郵送受付を始めるにあたり、仮見積もりのご案内や、事前の申し込みフォームを通じて、しっかりと内容をご確認いただけるようにしています。見積もり金額や修理内容の「ズレ」ができる限り起きないよう工夫していますが、それでも写真だけでは見えないヒビなどが重なって、実物確認後に費用が2倍以上になることもあります。
そのため、もし可能であれば、直接店舗までお持ち込みいただくことをおすすめします。金継ぎ師と直接ご相談いただくことで、より安心して修理をご依頼いただけます。
今後も、丁寧な対応と確かな技術で、大切な器をお預かりいたします。郵送でも、安心してご利用いただける体制を整えております。

最後に
この郵送受付の再開によって、「つぐつぐ」の金継ぎ修理が、お客様の場所や時間にとらわれず、より気軽にご利用いただけるようになります。安心できる仮見積もりから丁寧な対応、そしてプロの技術による仕上がりまで、変わらぬ品質でお届けします。
どうぞお気軽にご相談くださいませ。
▼ 写真を送って仮見積金額が知りたい方はこちら
▼ つぐつぐ郵送金継ぎ修理 専用申し込みフォーム https://forms.gle/k2ikj2pXo5Z3ak9o6