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つぐつぐの金継ぎ修理価格を大幅に見直します(2023年4月1日受付分スタート)

いつもつぐつぐの金継ぎサービスをご利用いただき、またはご興味を持っていただき、本当にありがとうございます。

この度、いつもご愛顧いただいている皆様に大変不本意ながら、プロ金継ぎ師による修理価格を上げさせていただくご連絡をさせていただきます(一部のお客様には価格が下がる方もいらっしゃいますが、リピーターの方を含め、大くの方には価格が上がるため、ご連絡いたします)

いま、金継ぎ修理金額を見直す正直な理由

これまでつぐつぐは、「金継ぎを世の中に身近にしたい!」という思いで活動してきまして、今でもその想いには変わりありません。しかし、創業から3年と、プロによる金継ぎ修理を受け付けてから2年ほどたった今、予想以上に金継ぎ師および従業員の手作業による金継ぎ修理に費やす時間がかかってしまい、お恥ずかしながら告白すると、修理に関して言えばほぼ赤字の状況が明らかになってまいりました。(もちろん、金や漆による材料費の高騰もございますが、大きな原因は人件費になります。)

それに加え、代表俣野のポリシーから、お客様からのお問い合わせに対して最善をつくし、事務の社員も金継ぎに精通させる教育を施し(とはいえ、漆に携わったことのある者しか採用しておりません)お客様に安心してお預けいただくよう速やかに返信対応することを心がけております。

お客様がご自身の大切な器をお預けくださるには、まずは「修理にいくらかかるのか?」をお知らせするのが大変重要と考え、メールや電話のお問い合わせにはとても重きを置いて取り組んでおります。(社員一同、誠心誠意対応していることは疑いもないです)

しかし、実際にこの数年間、金継ぎ修理や事務サポートに費やす時間を計測した結果、金継ぎ修理を受ければ受けるほど赤字…という結果が浮き彫りになってきました。(これは代表俣野の最初の予測の甘さ意外に理由はありませんので、お詫びする限りです)この状態ですと、高まる金継ぎ修理依頼の中、将来、サービスの継続が困難になる可能性が浮き彫りになりました。

そのため、2023年4月1日をもって、大幅な金継ぎ修理金額の改定をさせていただく運びになりました、

金額改定の内容は大まかに下記になります。

分割数が多いですが破損の範囲が狭いなど、もっと安くでも良い破損タイプが、経験により浮き彫りになり、そういった破損は安くなります。(しかし少数かも)

逆に、修理するラインの長さが長いものに関しては、割れ・ヒビ・欠け全てにおいて採算が取れない結果となっておりましたので、値上げが余儀のない状態となりました。

価格が上がるもの

欠けの直径の大きさが0.5cm以上であったり、割れのラインの長さやヒビの長さが長いものは、金額が上がる可能性があります。

ご不安な方は、必ず事前の仮見積もりをお願いします。遠方にお住まいでお持ち込みできない方は、鮮明な写真を複数枚撮ってお送りください。(写真の中に定規をいれてください。破損の大きさを把握し、仮見積もりの精度を高めるためです)

月100個以上、お客様が大切にしている器を修理を承っていることは、とても大きなニーズがあると実感しています。継続的にこのニーズに貢献すべく、一部のお客様に対しては価格が上がる結果となりますが、価格改定を行わせていただくこと、ご理解いただけますと幸いです。

安くなるもの

分割数が多いが、割れの全長が短いものなど、手間暇が省ける部分に関してはきちんと安くすることで、作業に費やす時間と価格との適正化を図ります。

2023年4月1日からのつぐつぐ金継ぎ修理の金額詳細

金継ぎの修理価格をお客さまにわかりやすく提示しようと努めてまいりましたが、とても難しいことがわかりました。

修理を一旦依頼してお届けになると、キャンセルした際に返送料がかかってしまうため、できるだけ精度の高い見積もりをお知らせすべく、鮮明な写真を複数枚撮影して、お問い合わせからご連絡いただけると幸いです(一般の方には、破損した器の欠けや割れに目が行きがちで、ヒビには気づきずらいため、実物をつぐつぐが拝受した時にヒビに気づき高額になる場合が多いですので、ご留意ください)

お近くの方は、直接お持ち込みを推奨いたします。

遠方の方は、破損の状態が分かりやすい写真を複数お送りくださいませ。

これからも継続的に、サステナブルに、お客様の大切な器をクオリティ高く修繕していくため、価格改定についてご理解いただけますと幸いです。

明瞭会計で、金継ぎにより世の中に貢献できるよう尽力して参りますので、どうぞよろしくお願いします。

▼修理金額の目安

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